コンピュータが得意なことを把握しよう
上司からよく言われていたのが、「人がやる作業じゃない」である。
コンピュータにやらせれば、一瞬で終わるのに、手作業で時間をかけてやっていると言われた言葉である。
コンピュータは特定のルールに従った作業は人間よりはるかに速くできるし、ミスもしない。逆にルールが無いことを新しく生み出したりすることは苦手である。
コンピュータにやらせた方が速いことは何かを把握しておけば、コンピュータとうまく仕事が分担できる。
マクロを活用しよう!
マクロとは何か?私は小規模なプログラムだと捉えている。
簡単なルールとそれに基づいて実行する命令を定義し、コンピュータに作業させるのである。大きなプログラムを組むとなると、プログラムを組む方に時間がかかってしまう。
ExcelのVBAマクロが知られているが、少し高機能なエディタ(テキスト編集ソフト)でもマクロを作成することができる。
例えば10万行あるテキストデータの「特定の文字」から後ろ3文字消したいといった場合、まず特定の文字を検索(これは手作業)。
①F3キーを押す。→ 検索文字が選択される。
②右矢印キーを押す。→ 検索文字の終端にカーソルが合う。
③Delキーを3回押す。→ 検索文字から後ろ3文字消す
①~③を10万回繰り返してやれば作業が終わるが、人の手でやろうとする膨大な時間がかかる。エディタで①~③の操作をマクロとして登録し、10万回実行してやればはるかに速く終わるし、ミスも少ない。
特定のルールに基づいた単純作業であるかどうかをまず考え、該当すればコンピュータにやらせた方が良い。