就職する前にアルバイトは体験しておいた方が良い。
自分自身もアルバイトをしておいて良かったと思っているし、
自分の会社に入社してきた新人を見ても、アルバイトをしてきた人とそうでない人とでは差があるように見える。アルバイトしてきた人の方が話が通じやすい。
お金を自分で稼ぐという体験はぜひ早めにして欲しい。
システムエンジニアは対価がわかりづらい
システムエンジニアもサラリーマンであれば、基本的には労働時間に対して対価を貰っている。
サラリーマンでない方は成果に対して対価を貰っていると思う。
でもサラリーマンの場合、雇っている会社は成果に対して対価を貰っている訳で、「長時間働いたからお金ください」と言っている訳ではない。
なのでサラリーマンであっても、「成果」をちゃんと意識しないと、会社として成り立たなくなってしまう。
上司からは「成果を出せ」と言われるかもしれないが、自分たちでは自分たちの成果をお金でとらえられていないので、どれぐらい成果を出せば良いのか、なかなかとらえづらいと思う。
特にシステムエンジニアの場合、いろんなことをやるし、具体的な形あるものを作ることばかりでは無いので、やったことや成果をお金に換算することが難しいと思う。
アルバイトはわかりやすい
アルバイトは自給いくらって決まっていて、やることもだいたい決まっている。
何に対してお金をもらっているのかわかりやすいと思う。
アルバイトも基本は労働時間に対してお金を貰っているが、自給900円であれば、「1時間で自分がやったことは900円の価値がある」といった具合に非常にわかりやすい。
ぜひ、「確かに900円の価値がある」とか、「なぜ雇い主は900円の対価を払ってくれているんだろう」とか、「900円もらうんだからもっと他のこともやろう」とかいろいろ考えてみてもらいたい。
意識しなくてもアルバイトの経験がある人はなんとなく、労働と対価の感覚が身についているとように思える。